トンネル事故に遭遇

LSCカイロ院長の「林」です。

2015年06月15日 12:40



それは、一瞬の出来事。
低くそして甲高い怒号にも似た音がトンネル内で鳴り響き
さっきまでお尻を追いかけていたハズの僕の目前は一瞬で横たわったヘッドライトと睨めっこしていた。




初めて遭遇した高速道路でのトンネル事故。



 昨日祖母の家に向かう途中、京都市内から亀岡に向かうトンネルの中の出来事だった。
まだ見通しのいい明るいトンネルの中を音楽のボリュームを上げて爽快にドライブしていると僕の前方100m先を走る白色の軽自動車が急にふらつき出しだしトンネル内の壁に衝突して横転したのである。


 飛び散る車の破片とタイヤの黒煙、僕の前を走っていた2台の車も咄嗟(とっさ)に急ブレーキを踏み事故車を避ける。
僕自身もハザードランプとブレーキをほぼ同時にめい一杯、渾身の力で緊急停車して、何を思ったのか先ずバックミラーを見て祈った。
こんな事態で何をお祈りするのかといえば、後続車がこの緊急事態に気づきいて止まってくれるのかが心配だったのだ。
「玉突き事故の二次災害がこの後この場で起きませんように」ともはや祈るしかなかったのだ。
不幸中の幸いなのか僕の後続車はかなり後ろの方だったので無理なく止まる事は出来たと思う。
何度目の経験だろうか、人間 ヤ バ いっ!と本当感じると時間がかなり長く流れる。



ここまで本当に5秒もない一瞬の出来事。



 そして「ケガ人を救出しないと!!!」と車のドアに手をかけた瞬間に力が入らない…。
今まで自分の記憶のどこか片隅にあったのだろう高速道路の交通事故で亡くなられた桜塚やっくんの死が頭をよぎった。
そもそも高速道路に降りた事は当然ながら過去の一度もない。
猛スピードで走る車がいる環境で、ただ単純に危なすぎる。
いくら後続車が止まったと確認出来たとはいえここで降りるのは常識では考えられないし、それこそ5台後ろの玉突き事故がこっちまで伸びてきて真っ平ごめ…。
そんな思考が頭を再度駆け巡り、カタカタと震える自分の手を抑えている間に周りの車から横転した事故車を救出しようと人がポツリポツリと降りてきているではないか。
自分の考えがあってるか間違ってるのか正直わからないが、自分の迷いが恥ずかしいと感じ勇気を振り絞って車外に出た。



そこは見た事もない景色 ガラスの海



 不謹慎かもしれないが、粉々に砕け散ったフロントガラスサイドガラスが宝石の様に細かく撒き散らされ、トンネルのライトで煌煌(こうこう)と光輝いていた。
しかし一瞬で我に帰る。その僅か目の前には女性物のヒールが転がりその傍(かたわら)にスペアタイアが転がってるではないか。
一目散に横たわる事故車に駆け寄り「大丈夫ですか!」と大きく声をかける。
車の持ち主は運転席と助手席に座る80前後の老夫婦だった。
掛け声に垂れていた頭をゆっくりと上げ「大丈夫です」と弱くか細く返事が返ってきた。
その返事に「あぁ、良かった」と腰が抜けそうなぐらい安堵した。
取り敢えず命はある。
ただその確認が出来ただけでも本当に嬉しかった。


 しかしその老人の右腕からは血が見え一刻を争う緊急の事態だと頭を切り替え、自分の何に変えてでもどうにかこの横たわった車から二人を救出しなければと躍起(やっき)だった。
僕の後ろに応援しにきた女性が手に携帯を持っていたのが目に止まり「電話しましたか?」と聞いたら「まだです!どこに掛けたらいいのですか?」と答えて下さったので「シャープの9910に現状を報告して下さい!!」と指令を出した。


 今こうやってブログに綴ると本当にこういう体験は不思議が一杯である。
中文の桜塚やっくんの事もそうだが、自分の頭のどこに「♯9910」を覚えていたか分からないが記憶が彷彿(ほうふつ)と湧き出てくる。
脳の覚醒というのがあるのなら正にこの時だったかもしれない。



 その後男手が何人か集まり「車を起こそう」と数秒で話を決めゆっくりと横たわる車を持ち上げて老夫婦を車から救出安全地帯まで連れて行っておじいさんの流血する手を縛り肩の位置で固定して指先に感覚があるか確認して…。
本当に全ての対応が一瞬一瞬でこの辺りから余り深く思い出せなくなってる。



事故に遭遇した時 何を守る?



 実はその後緊急車両も出たと先程の電話して下さった女性から話も聞き、発煙筒も焚き、夫婦の避難もさせ安否も確認できたからか、自分の中で何かが大きく納得出来て胸を撫で下ろせたのか、突然急にその場にいる事が怖くなり自分の車に戻り緊急車両を待つ事もせずにその場を出てしまいました。
小心者のクセに無理が祟ったのか、今度は足が震えてます。


 今回初めて遭遇したトンネル事故。
今思えば本当にその時の判断が正しかったのか、自分の行動に迷ってます。
助けようと車外に出てしまった事、事故車に近づいた事(ガソリンが漏れて爆発するかもしれない)、もう少しバイタルチェックや持病がなかったかの確認が出来たのではないかとか、何故緊急車両が到着する前にその場を離れてしまったかなど…。。
後から後から「あぁすれば良かったのではないのか?」とか「何でこんな事してしまったのか」など色々考えてしまってモヤモヤが晴れません。
危ないのは解ってる、でも見知らずの人を見過ごす事は出来ない。
職業柄なのか本心がそう動くのかわかりませんが、緊急事態には教科書通りにはいきませんでした。


あぁ、くそっ、どうすればよかったのかとモヤモヤする。
でも注意一瞬怪我一生と先人はよくいったものです。
みなさまもお気をつけて運転して下さいね!
何かが起こってからは遅いのが事故です。











■お知らせ①


本日6/15日(月)林 ご予約満員御礼です('∀`)
脇先生の方も15:00 18:00 しか空きがございませんので悪しからずご了承くださいませ。




・6月の予約状況

3月以降のご予約ですが、診察室が1つ増えた事により当面は担当選びませんでしたらほとんどご希望の時間でご予約をお取りする事ができます!!
予約は随時変更やキャンセル待ちがございますのでお電話(0775651330)でお確かめ下さいませ。







■お知らせ②

今後のラインナップ

・素敵な内装
・患者さまからの頂き物
・移転のすすめ。






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でわ('∀`)
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ところによりトモチ。

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