土から離れては、人は生きられない

LSCカイロ院長の「林」です。

2013年07月16日 13:32




天空の城ラピュタでこんな一節があります。


『なぜラピュタが滅びたか、今分かったわ。

土に根をおろし、風とともに生きよう。
種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。

ゴンドアの谷の歌よ。

どんなに恐ろしい武器を持ってても、
土からはなれては、人は生きられないのよ。』



天空の城ラピュタというお城がありました。
全ての近代科学の英知を集結させたその空に浮かぶ要塞都市ラピュタ城は地球上の全ての権力を持ち圧倒的な武力で栄えていたのですが、ある時忽然(こつぜん)と音も無くその存在は消えてしまいました。
そしてその消えた原因がこの一節にその答えが込められていると言われています。

この意味合いは宮崎駿監督にしか真意は解らないと思いますが文末の「土からはなれては 人は生きられないのよ。」の部分に 僕はラピュタ城の崩壊の意味があると思います。
人が本来もつ本質(土)と技術(武器)がかけ離れれば人は栄える事が出来ないという意味合いと解釈してますが…。





わたくし彼此(かれこれ)30年程草津市という土に根をおろし、風を感じ生きてきました。
この街が大好きであります。

今から30年前はパナソニックの大きな工場があるぐらいで周りは森と田んぼばかりでした。
コンビニなんて一つもなく、渋滞もほとんどなく そんな町でした。

そして、30年前に比べてどんどん町が発展していくのを肌身で感じてました。
京都大阪のペットタウンとして一軒家がどんどん建ち、新しい団地ができ、立派な大学作られ、マンションがどんどん建ち、道路が完備され、高速道路の出入り口ができ、駅が出来ていよいよ新快速まで止まる様になって…。







あれ?この町、何かおかしいぞと。









半径1km以内に駅前でもないのにコンビニが8件もあるではないか…?(※嘘じゃないです。)

美容院に限っては日本で一番多いとも聞いたし…。
人口増加率に限っては元の絶対数が少ない為、ここ数年ずっと日本のTOPランキングに出てくると聞いた事もあります。
都道府県別人口増加率↓
http://www.keizai-bank.com/ranking/todofuken-jinko-zoka.html

でもこの土にずっと住んでて、毎日その変わる光景を見てたら「また何か作ってるなぁ~」ぐらいで中々感じる事は難しいのです…。



で、先日こんなニュースをみつけました。

「住みよさランキング2013」西日本編
「近畿」でトップ交代、芦屋に代わり草津が首位へ






ニュース元↓
http://toyokeizai.net/articles/-/14481

全国では4位!!
http://toyokeizai.net/articles/-/14429




これは…。
これは一体…。
あの芦屋さんを抜いて我が「草津の土」が西日本でTOPだと…?





ええ土になっとる…。

学生の頃、地方に「滋賀」を持っていけば京都府民と大阪府民にはバカにされ、鳥取県民と島根県民の友人とどっちが田舎かと罵(ののし)りあってたのですが…。




おい。知らん間に高級住宅街になっとるやないか。
みたか!この実力を!!(←他力本願)





最近何かおかしいなと思ってたのではなく、本当におかしくなっていたのですね。
たまたま住んでた町が栄えるなんて棚からぼた餅な気分もありますが、その一方前文で書いた様にいずれは技術(武器)を手に入れた草津市もいつか時の流れで衰退する時が来るのであろうなぁ…。
と将来「錆びゆくであろう町」と感じると少し侘しい気持ちにもなりますね。









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でわ('∀`)
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